2022年5月17日(火)〜6月11日(土)
開廊時間:12.00-18.00
臨時休廊:5月28日(土)
日、月、祝、休
丹羽良徳(b.1982)は、2016年に活動拠点をオーストリアの首都ウィーンに移し、映像メディアが与える社会的な機能の側面に注目してきました。
丹⽻作品の多くは、パフォーマンス、映像、インスタレーション、さらには展覧会期間中に進⾏するプロジェクトを含むあらゆるメディアを横断した社会介⼊⾏為の形式を取ります。明⽰される作品タイトルはスローガン的で⾃⼰説明的で、そしてほとんどの場合は⾮⽣産的で無意味な⾏動を公共空間で実現する過程の⼀部始終を映像記録に収め、明⽰されたタイトル内容を実⾏する過程で⽣まれるさまざまな軋轢をさらすことにより、制度化された公共概念の外縁を描くプロジェクトを国内外で多く実現します。今展では、2018年の映像作品「私的空間からアドルフ・ヒットラーを引き摺り出す(抜粋版)」はじめ、「モスクワの美術館に請求書を送る」2022、ドローイング作品など20点を展示いたします。
平田尚也(b.1991)は、空間、時間、物理性をテーマに、インターネット空間で収集した既成の3Dモデルや画像などを素材とし、主にアッサンブラージュ(寄せ集め)の手法でPCの仮想空間に構築した彫刻作品を現実に投影し発表しています。仮像を用いることによって新たな秩序の中で存在するもう一つのリアリティを体現し、ありえるかもしれない世界の別バージョンをいくつも試すことによって現実の事物間の関係性を問い直し、また、彫刻史の現代的な解釈を考察しています。今展では、VOCA展2022出品作「Shelf under the Mountain」、映像作品「ECTOPLASM」2017など8点を展示いたします。
機材協力:Vrisch
ワールド協力:サックー@XR
ご高覧いただけましたら幸いです。
宜しくお願い申し上げます。